ESG調査票の回答は、資料探しと部門確認に時間がかかる
ESG・サステナビリティに関する調査票は、取引先との取引開始・更新時の確認、投資家や評価機関からの調査、サプライヤー評価など、さまざまな場面で届きます。
質問票の形式もExcel、Word、PDFなど多様で、質問数や求められる記載粒度も相手先ごとに異なります。
主な確認項目には、Scope 1・Scope 2・Scope 3(排出源の範囲を分けた区分)のGHG(温室効果ガス)排出量、削減目標と進捗、再生可能エネルギーの導入状況があります。
廃棄物削減・リサイクル率、水リスク、化学物質管理、TCFD・TNFD(気候・自然関連の情報開示)などの開示対応、気候変動による物理的リスク・移行リスクも含まれます。
必要な資料が複数の保管場所に分かれていたり、担当部署ごとに管理されていたりするため、「最新版の数値はどれか」「この表現は前回回答と矛盾していないか」を確認する作業は属人化しやすい領域です。
年度更新や算定範囲の変更による見直し、回答欄への転記、関係部署への確認依頼、レビュー後の修正も重なり、提出期限が近づくほど負担は大きくなります。
ESG調査票対応における人手による作業の例:
- 質問の意図に合う資料を複数の保管場所から探す
- 数値の対象年度・算定範囲・最新版を確かめる
- 過去回答との一貫性と、社内の開示方針を確認する
- 関係部署のレビューと提出用ファイルへの転記を進める
crossnote AIエージェントでESG調査票の回答作成を支援
crossnote AIエージェントは、Excelなどの質問票から質問内容と回答欄を読み取り、crossnote上で管理された社内の関連資料や過去回答を検索しながら、回答案と確認すべき根拠候補を整理します。
普段のドキュメント管理環境から始められるため、専用基盤を新たに構築する必要はありません。
| 活用項目 | crossnote AIエージェントでできること |
|---|---|
| 質問票の整理 | GHG、水資源、廃棄物、ガバナンスなどのテーマごとに質問を抽出・整理 |
| 関連資料の検索 | 統合報告書、環境データ、社内規程、部門資料、過去回答から関連記載を検索 |
| 回答案の作成 | 質問の求める内容に合わせ、根拠候補を踏まえた回答文の下書きを作成 |
| 過去回答の再利用 | 過去の回答方針や表現を参照し、同じ取引先・類似質問への一貫性を確認 |
| 更新箇所の確認 | 年度、数値、目標、組織名称など、最新資料で確認が必要な箇所を抽出 |
| レビュー・転記支援 | 関係部署が確認すべき項目を一覧化し、確定回答を提出用ファイルへ反映 |
すぐ使える
専用基盤や外部サイトの設定を増やさず、普段のドキュメント管理環境からAI活用を始められます。
安全に使える
AIが参照する文書をcrossnote上で管理。未登録のローカルファイルを勝手に扱う心配がありません。
仕事が進む
チャットだけでなく、回答一覧や根拠整理など、次の業務に使える成果物づくりまで支援します。
「回答に使える資料を探す」業務から「開示内容を判断する」業務へ
AIエージェントがESG調査票への対応を支援すると、担当者の役割は「必要な資料を探し、過去ファイルを見比べ、回答欄を埋めること」から変わります。
次の役割は、「提示された根拠と回答案を確認し、自社として開示すべき内容を判断すること」です。
質問ごとに関連資料や過去回答が整理されるため、資料探しにかかる時間を抑え、数値の最新性、回答内容の整合性、対外的な表現の妥当性といった重要な確認に集中できます。
部門への確認依頼も、質問の意図や論点を添えて行いやすくなります。
確定した回答と根拠を履歴として蓄積すれば、次回以降の定期調査や類似質問にも活用できます。
「どの資料を根拠とするか」「どの数値は最新年度を確認するか」「どの表現に法務・広報・経営企画の確認が必要か」といった判断基準を運用ルールとして整備すれば、担当者個人の経験に依存していたノウハウも共有しやすくなります。