機能概要
Memory Baseは、AIエージェントがツール経由で利用するKey Value型のデータベースです。AIエージェントが必要に応じて永続化したい情報を保存・利用するためのもので、情報はテナント内で共有されます。
- データ構造は、属性項目を伴うKey Value型です。
- AIエージェントは、必要に応じて属性項目を変更できます。
- 各データには由来となるプロジェクトIDを持たせ、共有範囲を限定できます。
Memory Baseは、crossnoteのファイルに書かれている情報を整理して利用することを想定して設計しています。各データ(レコード)には、由来となったファイルのURIを持たせることができます。
AIエージェントには、情報を整理して記録・保存するよう指示された場合にMemory Baseへ保存するためのシステムプロンプトが設定されています。利用できる主なツールは次のとおりです。
| ツール | 説明 | 動作範囲 |
|---|---|---|
| 検索 | キー項目に対するキーワード検索、属性項目での検索、値項目に対する検索を行います。 | 調べるだけ |
| レコードの追加・更新 | レコードを追加します。キー項目、属性、元ファイルURIが同じレコードがある場合は更新します。 | 編集操作 |
| レコードの変更 | 複数のレコードを一括で変更します。 | 編集操作 |
| レコードの削除 | 複数のレコードを一括で削除します。 | 編集操作 |
| 属性項目一覧の取得 | Memory Baseに定義されている属性項目の一覧を取得します。 | 調べるだけ |
| 属性項目の追加 | 属性項目を追加します。 | 編集操作 |
| 属性項目の変更 | 設定されている属性項目の名称を変更します。 | 編集操作 |
| 属性項目の削除 | 属性項目を削除します。 | 編集操作 |
| 属性項目の値の一覧 | ある属性項目に使われている値の一覧を取得します。 | 調べるだけ |
適用できる業務
質問回答業務
過去のやり取りを元に、新しい問い合わせに対する回答を作成する業務。
過去の問い合せと、それに対する回答をAIエージェントに全部読み込ませて整理させ、新しい問合せが来た時に、過去の回答との整合性を考えた回答を作成します。
例) 製薬会社のPMDAなどとの照会事項、ソフトウェア販売時のセキュリティリスクへの取り合わせ対応、など
FAQの作成
FAQをデータベース化し、日々の運用日誌などから得られる情報を元にFAQを自動的に生成・メンテナンスできるようにします。
導入・運用の考え方
- 過去の情報をデータベース化します
データベース化もAIエージェントが行います。 - 情報を整理する際の属性をメンテナンスします
属性のメンテナンスもAIエージェントに行わせることができます。 - データベースをうまく検索するためのプロンプトを用意します
AIエージェントにうまく処理してもらうためのプロンプトを事前に準備しておきます。 - 問い合せ内容をAIエージェントに処理させます
AIエージェントはMemory Baseを活用して問い合せに対応した回答を生成します。
弊社製品で実現できること
| 安全境界 | 製品の動作 |
|---|---|
| 対象データに対する検索 | インデックスを用いた高速検索が可能 |
| データの参照権限管理 | 1次ソースに対する参照権限を元に、レコード単位で参照の可否をコントロール |
| 属性値の構成変更 | どのような属性を使って管理するかを、運用しながら適切な定義に変更できる |
| 論理削除 | データ削除は論理削除としており、AIが誤ってレコードを消した場合でも復活ができる |
よくある質問
データベースとなると、運用が難しくはありませんか?
Memory BaseはあくまでAIエージェントのための記憶空間としてのデータベースであり、AIエージェントが必要に応じて自発に利用するものです。基本的にユーザは、Memory Baseを利用する/しないを設定するだけで、あとはAIエージェント任せとなります。
データベースの中身をユーザが直接参照したり、編集したりすることができますか?
crossnote ver 3.0.5よりMemory Baseを直接ユーザが参照・編集するためのユーザI/Fが追加されます。