コード実行でできること
Code Interpreter/Analysis Toolは、AIがコード実行環境を使ってファイルを読み取り、作成・変換・更新する仕組みです。利用可能な接続先を選ぶことで、ChatGPTなどのWeb画面でファイルを作成させたり、アップロードしたファイルを修正してもらったりする場合と同種のコード実行を、crossnote上の文書作業から利用できます。
Excelの作成・更新
表、集計、数式、グラフを含むExcelファイルを対象に、データの整理、シートの追加、計算式の更新、帳票の作成を支援します。既存の数式・参照関係・表示形式への影響は、出力後に利用者が確認します。
Wordの作成・更新
Word文書の下書き、章や表の追記、定型的な修正、内容の整理を支援します。生成後の文書では、文章だけでなく、見出し構造、表、脚注、改ページ、書式が意図どおりかを確認します。
PowerPointの作成・更新
PowerPointのスライド作成、既存スライドの内容更新、図表や説明文の差し替えを支援します。スライドごとのメッセージ、レイアウト、文字あふれ、図表の読みやすさは、実際に表示して確認する必要があります。
適用できるOfficeファイル作業
定型資料のたたき台を作る
月次報告、会議資料、集計表、説明資料など、構成や項目がある程度決まっているファイルのたたき台を作成します。テンプレート、対象データ、必須項目を指定し、利用者が内容を確認して完成させます。
アップロード済みファイルを更新する
既存のExcel、Word、PowerPointを対象に、数値や説明文の更新、表やスライドの追加、複数箇所の修正を依頼します。変更目的と対象範囲を限定し、出力ファイルを元ファイルと見比べて採否を判断します。
分析結果を資料へ反映する
表計算データの集計や分析を行い、その結果を表、グラフ、文書、スライドの形へ整理します。分析の前提、計算方法、対象期間、除外条件を確認し、結果をそのまま対外資料へ使わない運用が必要です。
導入・運用の考え方
- 接続先と利用条件を確認する
Code Interpreter/Analysis Toolの利用可否、対応ファイル種別、利用できるライブラリや容量の制約は、接続先ごとに異なります。接続テストと代表ファイルで処理条件を確認します。 - 送信するファイルを限定する
コード実行環境を使う設定では、対象ファイルがAIサービス側のサーバーへ一時的にアップロードされ、サンドボックスで処理される場合があります。機密性、送信先、保持条件を確認し、送信を許可したファイルだけを対象にします。 - 再現性を前提に検証する
AIが生成するコードや処理手順は、同じ指示でも毎回完全に同じにならない場合があります。モデル、指示、入力ファイル、実行日時、ライブラリや環境の違いによって結果や書式が変わる可能性があります。 - 確認観点を事前に決める
Excelは数値・数式・参照先、Wordは構造・表・書式、PowerPointはレイアウト・文字量・図表を確認します。重要な変更は、人によるレビューを経て確定します。 - 再実行できる材料を残す
指示、対象ファイルの版、入力データ、出力ファイル、確認結果を記録します。処理が安定しない場合は、対象を小さく分け、手順やプロンプトを見直します。
コード実行環境がcrossnoteに統合されている利点は、ファイルをWeb画面へ個別にアップロード・ダウンロードする作業を減らし、プロジェクト内の文書、作業領域、変更確認、通常のコミット手順とつなげられる点です。一方で、コード実行の結果をそのまま正とせず、送信範囲、再現性、変更内容を利用者が確認することが必要です。
弊社製品で実現できること
| 必要な仕組み | crossnoteでの対応 |
|---|---|
| Officeファイルの作成・更新 | 利用可能なCode Interpreter/Analysis Toolと連携し、Excel、Word、PowerPointの作成・変更を支援 |
| 文書作業との統合 | crossnoteのプロジェクト・ファイル・作業領域から対象を選び、作業の流れの中で実行 |
| 対象と送信の確認 | 接続先、対象ファイル、送信可否を確認して処理範囲を限定 |
| 出力の確認と手直し | 結果を確認し、必要に応じて利用者が手直し・再実行・変更破棄を選択 |
| 正式反映の分離 | AI自身はコミットせず、利用者が確認後に通常の手順でコミット |
対応するファイル形式、編集できる範囲、出力の再現性、コード実行環境への送信条件は、接続先のモデル・設定・サービス仕様によって異なります。導入前に代表ファイルを使って、必要な処理と確認条件を評価します。
よくある質問
ChatGPTのWeb画面でファイルを扱う場合と何が違いますか?
Code Interpreter/Analysis Toolを利用できる接続先では、ファイルの作成やアップロード済みファイルの修正と同種のコード実行を利用できます。crossnoteでは、対象ファイルの選択、プロジェクト内の文書管理、作業領域での確認、通常のコミット手順とつなげて運用できる点が異なります。
毎回同じ結果を再現できますか?
完全に同じ結果になるとは限りません。AIが生成するコード、モデルの応答、実行環境、ライブラリ、入力ファイルの状態によって、処理結果や書式が変わる可能性があります。重要な帳票や対外資料では、確認観点を決め、入力・指示・出力を記録してレビューします。
機密ファイルをコード実行環境へ送ってもよいですか?
送信可否は、利用する接続先、契約、社内ポリシー、対象ファイルの機密性に応じて判断します。コード実行環境を使う設定では、ファイルがAIサービス側のサーバーへ一時アップロードされ、サンドボックスで処理される場合があるため、送信先と条件を確認してください。
出力されたOfficeファイルをそのまま配布できますか?
配布前に内容と表示を確認してください。Excelでは数値・数式・参照先、Wordでは構造と書式、PowerPointではレイアウト・文字あふれ・図表を確認し、必要に応じて手直しやレビューを行います。