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メジャー・バージョンアップとなるcrossnote Version 1.6をリリースしました。
Version 1.6では、サーバー基盤を一新し、大量のドキュメントを扱うための基本性能を大幅にアップさせました。クライアント・アプリケーションもさまざまなチューニングを行うことで、より快適なパフォーマンス、操作性を実現しました。
また、ExcelやPDFなどの影響分析機能や履歴管理機能などの強化など、ドキュメンテーション・プラットフォームとしての機能をより一層強化しました。
さらに初心者の方でも戸惑わないようにナビゲーションを付けるなど、多くの方に使っていただける仕組みを目指しました。
大量のドキュメントを扱った場合でも十分な性能を発揮できるように、サーバー側の仕組みを一新しました。またサーバー/クライアント間の通信方式についてもチューニングを行い、ドキュメントのダウンロードやアップロードのスピードを大幅に向上させています。
クライアント・アプリケーションも起動時間や応答性などのパフォーマンスを全般的に見直すことで、快適に使える性能を実現しました。
また以前のバージョンにあった難しい部分(ファイル同士の追加・削除時のコンフリクトなど)を自動的に解消する仕組みを追加し、フォルダ単位での修正の破棄(リバート)もできるようにするなど、手軽で使いやすい文書管理基盤を実現させました。
サーバー、クライアントの基本性能の向上に併せ、文書管理基盤の基本性能の1つともいえる履歴管理機能もより直感的に利用できるものに強化しました。
対象のドキュメントを「変更履歴」Viewにドラッグ&ドロップすれば、ドキュメントに関連する変更履歴を見ることができ、ダブルクリックして詳細を見ることができます。プロジェクト全体の変更履歴(タイムライン)も変更履歴に統合され、より一層使いやすくなりました。
さらに変更履歴の新機能として従来のcrossnoteドキュメントに加え、Excelファイルについても変更差分の解析ができるようになりました。変更履歴Viewからダブルクリックして開くだけで変更されたセルの背景色(変更が青、追加が赤、削除が灰色)がセットされるので、一目で変更点がわかります。
もちろんこの機能は、変更点の通知機能でも同様に動作します注1。
Excelファイルの変更差分の表示例
影響分析機能とは、参照リンクを逆解析することで、あるドキュメントを編集する際に影響を受けるドキュメントを検索する仕組みです。今までのcrossnoteドキュメント間の影響分析機能に加え、Excel、Word注2、PDFについてもリンク解析による影響分析ができるようになりました。また検索結果をExcelファイルに保存したり、検索結果を元にさらにそれらを参照しているドキュメントを再検索することもできます。
(なおExcel、Word、PDF内のリンクについては、リンクを相対パスで指定している場合にのみ解析可能です。またcrossnoteドキュメントの場合、ドキュメントを別の場所に移動しても参照リンクが切れることはありませんが、Excel、Word、PDF内のリンクは自動的には追従できません。)
例えば、外部ファイルをダブルクリックして開く場合、以下のようなダイアログを表示し、明示的に「編集」するか、「参照」のみかを選択できるようにしました。
もちろん、今までどおりに右クリックのポップアップから「編集」「参照」を直接指定して起動することもできます。
他にも同様に、メニュー体系を見直したり、crossnoteドキュメントの空白部分をダブルクリックすると本文を挿入できるようにするなど、誰にでも、できるだけ手軽に使って頂けるように様々な工夫を凝らしました。
過去のリリースノートは、http://www.updateit.co.jp/crossnote/support.htmlを参照してください。