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XMLデータやExcelファイルのデータのインポート、エクスポート、新規ファイルの作成などの一連の作業をタスクとして登録し、メニューからワンタッチで呼び出して利用できるようになりました。タスクの処理内容はJavaScriptを使って記述します。
タスクは作業を自動化するための仕組みですが、WordやExcelのマクロとは以下のような違いがあります。
デフォルト設定ではスクリプトの実行権限はありません。以下のような手続きが必要です。(なお下記の作業は、プロジェクト・アドミニストレータなど、権限設定を行うことのできる役割のユーザのみ実施可能です)
図2.1.1.1 プロジェクトプロパティにてタスクを編集・実行できる役割を新規に作成
プロジェクト・メンバの中で、タスクの開発者には編集権限をもった役割を設定します。タスクを実行する人にはタスクの実行権限をもった役割を設定します。
図2.1.2.1 プロジェクトメンバに役割をアサイン
メンバーはワークグループ毎に役割を持ちます。いずれかのワークグループにて権限が設定されていればタスクの機能を利用することができます。デフォルトではプロジェクト全体というワークグループが作成されていますので、このワークグループ上で役割を設定すると良いでしょう。
タスクの定義を書いたファイル(スクリプト・ファイル)は外部ファイルと同じようにワークスペースに置いて管理します。ワークスペースに置くことで自動的にアクション定義が読み込まれ、実行権限があればメニューにアクションが表示されるようになります。
基本的に外部ファイルと同じように扱うことができますので、会社共通で利用するようなタスクはテンプレートとして登録しておくと良いでしょう。一度テンプレートとして登録しておけば、「ファイル」メニューの「新規作成」→「ドキュメント」で新しいタスクを追加できます。
図2.1.3.1 タスクが定義されたスクリプト・ファイル
定義したスクリプトをメニューから呼び出せるようにするには、アクション定義を追加します。1つのタスク内に複数のアクションを定義することができます。アクションで呼び出すfunctionを指定し、アクション名と設定場所を指定します。
図2.1.2 アクションの定義画面(スクリプトエディタからアクションの追加、修正などのボタンを押すと開く)
その他の主な改良につきましては、下記をご参照ください。
管理番号
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概要
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#2560
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改善
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APISファイルの取り込みは常に変換して取り込むようにする
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#2559
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改善
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ドキュメント作成のデフォルトのステータスをPRIVATE以外にする
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#2562
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改善
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XMLスキーマにグループ要素を追加
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#2577
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改善
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WordExport結果の精度の改善
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なお、過去のリリースノートは、http://www.updateit.co.jp/crossnote/support.htmlを参照してください。