2008年5月16日リリース報告書

crossnote APIをリリースします。これによりcrossnote上の表データ（crossnoteドキュメント、またはExcelファイル）を取得して加工するためのプログラムを作成することができるようになりました。例えばテーブル定義をcrossnoteドキュメントで作成しておき、その定義に基づいたDDLを自動作成するプログラムをJavaで書くことができます。
SOAアーキテクチャを取り入れ、SOAPベースのWeb Serviceになっています。Javaのライブラリーとサンプルコードを提供いたしますので、そのライブラリーを用いることで、簡単にデータを取り出して加工するプログラムを開発することができます。

実際の使い方は、概ね以下の通りです。

• 管理ツールでcrossnote APIを利用できるユーザを定義する
  
• crossnoteの「ウィンドウ」→「API用URL一覧」で取得対象のドキュメントのURLを得ます。
  
• crossnote APIライブラリとサンプルプログラムをダウンロードし、それを元に自分の書きたいプログラムを作成します。
  

システム開発向けに便利なテンプレートを追加しました。今回は主に基本設計フェーズ向けのテンプレートが主ですが、crossnote APIのサンプルコードで利用するために、詳細設計時向けの物理テーブル定義書も含んでいます。すべてのテンプレートを含んでいるわけではありませんので、ご留意ください。
まずは成果物一覧が、どんなものを作らなければならないかを知る上で参考になると思います。それぞれのプロジェクトの特性に応じて必要なドキュメントを追加、削除してご利用ください。また成果物一覧で複数の項目に分かれているものが、テンプレートとしては１つにまとめられているものもあります。
なおUMLのサンプルも付いていますが、こちらを利用するためにはＪＵＤＥをあらかじめインストールしておく必要があります。